幼児教育とは、就学前の1~6歳に行う教育ですす。
国語や英語などのことばを学ぶための基礎や算数など数について知ること等、これから小学校での生活や勉強の下地づくりになります。
トイレや歯磨きなどの日常生活で必要なこと、おはようやこんにちは、ありがとうなどのマナーもこの時期に身につけておくべきことです。
ただ、この時期には、特別な英才教育は必ずしも必要ではありません。
まずは、親子でしっかりコミュニケーションをとりながら、精神的に充実させてあげることが、これから様々なことを学習するための強い土台づくりとなります。
幼児教育は必要?
幼児教育は、必要かと言われれば間違いなく必要です。
ただそれは、特別な習い事や学習教材が必ずしも必要というわけではありません。
お子さんが、保育園や幼稚園で、作って持って帰った来たものって、家庭でどうしようか悩むくらいありますよね。
保育園や幼稚園に通っていれば、歌や体操、お絵描きや工作、園庭での外遊び、お友達と遊んだり話したり、すでものすごいたくさんのことを学んでいます。
まず大前提なのが、それをしっかり学びに変えてあげることです。
親子でコミュニケーションをとる時間を大切にしながら、その日あったことを、しっかり振り返ることで経験から学ぶ力を育みます。
経験から学ぶ力については、別の機会に紹介します。
同じ授業を受けても成績に差が出てくるのは、授業を自分のものにできたかの差で、これは受験勉強でも同じことです。
その上で、さらにどんな教育機会が必要かを考えていただければと思います。
勉強や習い事ばかりさせて肝心のしつけがおろそかになっては、意味がありません。
勉強や習い事は、後でいくらでも取り返しがつきますが、人間性や内面などは、後で直そうと思っても難しいものです。
家族でしっかり、情操教育をおこなってあげれば、それがきっとお子さんの一生涯の財産となります。
その上で、プラスアルファの教育として習い事や教材を選んでいただけたらと思います。
幼児向け教材は無駄?
ネット上の口コミでは、幼児向け教材は不要だったという声も良く聞きます。
確かに、その子が全く興味を示さない、合わないなどの場合は、高い受講料が無駄になったと感じることもあるのだと思います。
ただ、残念なのは、親が「この教材は子供に何を学ばせようとしているのか」をしっかり学ぶという視点が抜けてしまっています。
今の幼児が、大人になって社会に出る頃には、今では考えられない様な時代になっている可能性もあります。
人工知能(AI)など技術革新により、今ある仕事の半数ほどが入れ替わるという推計も、国内外で出されているくらいです。
次期学習指導要領でも、思考力、判断力、表現力、主体性、対話力などを、今までの授業に加える方向性が打ち出されています。
予測困難な時代を生き抜くための能力・資質を身に付けさせる学習が今後ますます多くなります。
先のことは誰にもわかりません。
だから親子で一緒に、「一生学び続け、自らの判断で人生を切り開いていく資質・能力」を考えていかなければならないのです。
親としての学びもぜひ検討してみてください。
ネットには否定的な意見も多い
幼児教育用の教材等については、否定的な意見は教材を試した結果である場合がほとんどです。
こういうのを見ると、どこの家庭も子供を愛して、いろんな可能性を考えているんだなって思ってしまいます。
もちろん、幼児教育はどれだけお金をかけたかではありません。
高い教材の方が、効果があるわけでもありません。
ただ、悩んで、後悔するくらいなら、試して否定的な意見を出してるくらいの方が、良いのではと考えています。
真剣に色々比較して、悩んで、試して、ということは無駄にはなりません。
大切なのはお子さんの将来の可能性ですからね。
もちろん買って終わりではなく、そこからどのような時間をお子さんと一緒に過ごすかが大切です。
そうすれば、お子さんにとっても、ご両親にとってもきっと良い時間になると思います。
オススメの教材の選び方は、また別の記事でご紹介します。
まとめ
周りのお子さんが、習い事を始めると親としては非常に不安になりますよね。
ただ、小さいうちから無理に何かをやらせようというのは、必ずしも必要はないということです。
まずは、しっかり親子でのコミュニケーションの時間を大切にして、この時期にしかできない内面の充実が重要です。
ただ、幼児教育によって才能が一気に開花なんてこともあるので、一緒に楽しみながら何がこの子にあってるかを探せたらいいですよね。
ご参考になればとおもいます。