こんにちは、2児の父親コーチです。
今回は、子供をすぐやる人にするにはをテーマにしたいと思います。
なぜかというと、先日病院の待合室でこんな、異様な光景をみました。
8月も後半なのですぐにわかりましたが、多くの子供たちが、待合室のイスで宿題を広げているのです。
そうです。夏休みの宿題(追い込み)です。
病院まで来て宿題をやってるなんて偉い!と思いつつ、自分の息子たちには、計画的にやって欲しいなと思ってしまいました。
自分のためにことは完全に棚に上げてですが…
そこで、「
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なぜすぐやる必要があるのか
そもそもなぜ宿題に限らず、ものごとを「すぐやる」必要があるのでしょうか?
遊びを楽しめる
例えば、こどもがゲームなどに夢中になっていて、宿題を先延ばしにしているとします。
そんな時はいつかやらなきゃと、不安やストレスを抱えてゲームをしていることになります。
一方先に、宿題を終わらせている子は、もうその日は宿題をしなくていいため、ゲームに集中して楽しむことができます。
すぐやることは、遊びを心から楽しめる要素でもあるのです。
将来のためになることを伝える
「結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる」では、成功する人、周りから評価される人、信頼される人と他の人との違いは、「すぐに行動に移せるか」だとしています。
チャンスが来た時にすぐに飛び乗れるか、本気でやりたいことが見つかった時に動けるかどうか、が明暗を分けることにつながります。
ポイントはすぐに、というところで、それは「10秒で動ける」かどうかです。
新しいことを学んだとき、本気でやりたいことができたときに、あれこれと考えて、すぐにアクションを起こせないと、チャンスを逃してしまいます。
つまり、すぐやることは、将来の成功のために非常に重要なスキルのひとつです。
こちらはわかっていてもなかなかむずかしいよですよね。
なぜすぐに動けないのかというと、人の心の性質にも原因があるようです。
心の法則
物理の分野で、止まっている物体に、力を加えなければ、そのまま止まり続ける。動き続けている物体に、力を加えなければ、そのまま動き続けることと慣性の法則といいます。
例えば、自動車は、時速0キロから時速10キロまでスピードを上げるのは、止まろうとする力が働くため、はるかに多くのエネルギーを必要とします。
一方、時速100キロから110キロにスピードを上げる場合は、すでに動こうとする力がはたらいているため、エネルギーは少なくて済みます。
心にもこれに近い作用があることがわかっています。
つまり、動き出しの最初が最も大きなエネルギーを必要とし、何かを最初に始めるということが私たちが思っている以上にハードルが高いわけです。
すぐにやる子になるには?
では、すぐにやるためにはどのようにしたら良いのかというお話に入ります。
本書では、具体的な方法がいくつか掲載されていますが、今回はお子さんにも使いやすく有効なものをご紹介します。
気分を変えることができることを知る
「よし今日からやろう」と思っても簡単にくじけてしまう。大人でもよくあることです。
すぐやるにも、モチベーションだけでなく、気分も非常に大きく影響しているからです。
私たちの行動に大きな影響を与えている、気分にはポジティブとネガティブの両面の性質があります。
ある行動をするときに、それを「したい」と思うか「したくない」と思うか、「面白い」と思うか、「つまらない」と思うかは人それぞれです。
そして、その気分は自分で決めています。決めることができます。
場面によるので、どちらかが良いということはないのですが、まずは気分にも種類があって自分で決めることができることを知ることがスタートです。
気分を変えてすぐにやる方法を知る
表情、姿勢、言葉を変える
悲しい顔をすれば、悲しくなくても悲しくなり、笑顔は気分が楽しくなります。顔の表情を変えるこどでその顔に連動した感情を導き出すことができます。
動作や姿勢も、気分に影響を与えています。
気分が高揚するポーズを探して見ましょう。
人は変な動きをしながら、深刻なことは考えられないそうです。背筋を伸ばすことも身が引き締まる感じがします。
言葉も同様に、「嬉しい」「楽しい」という言葉は、嬉しい気持ち、楽しい気分に自然となってきます。
お子さんが自分から進んで、早くやっているときなどの、表情や姿勢、言葉を注意深く観察して、その状態を作れるようにアドバイスしてあげてください。
環境を変える
人は環境からも多くの影響を受けています。
なかなか勉強などを始められないときは、場所を変えても良いとおもいます。
リビングで勉強をする是非はありますが、まずは勉強をする習慣を付けるということであれば非常に効果はあると思います。
ただ、散らかった部屋や机は、私たちが思っている以上に影響を受けます。
ポジティブな影響であれば良いのですが、多くの物は、集中力を奪うことが多く、試験勉強を始めるとなぜな掃除をしたくなるのもこのためです。
場所を変えるということで、やる気の気分が高揚するのであれば、有効ですが、片付けやテレビ、ゲームのルールをしっかり作り、環境づくりも心がけたいところです。
今すぐ動くという意識を持つ
気分や環境以外にも、重要なことは、今すぐに動く意識を持つことです。
すぐに動くことが、全て良いわけではありません。
早く動きすぎて失敗しても意味がないですし、もう少し考えるべきときもあります。
そこで、今すぐ動く意識の考え方で判断していきます。
何かをやるのは、いつだって今です。
もし絶対にやらない方がいい理由がなければ、それはやるべきです。
もし、絶対にやらない方がいい理由があるのであれば、明確に期限を決めて先送りにします。
重要なのは、自分で決めて、明確に言葉にすることです。
そうすれば、自然となんとなくの先延ばしを減らしていくことができるようになります。
まとめ
すぐにやるために、気分を変える、環境を変える、すぐやる意識を持つことなどをご紹介しました。
でもご紹介した通り、心には現状維持をするメカニズムがあります。なので、変えるときは、ゆっくり、少しずつが基本です。
以上、早めに、計画的に行動できる子育ての参考になれば幸いです。
今回参考にしたのはこちらです。
posted with ヨメレバ
藤由 達藏 青春出版社 2015-07-01
今回はお子さんでもやりやすいものだけをご紹介しましたが、「すぐにやる」という切り口で、不安を取り除いたり、モチベーションを高める等について様々な仕組みをご紹介している書籍です。
私も仕事の進め方を学ぶために、興味があり購入して参考にしています。