こんにちは、2児の父親コーチです。
さて、前回は子供に勉強する習慣づけというテーマで書きました。
今回は、書籍「一流の育て方~ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる」を参考に、子供のころから勉強習慣を身につけるために、親としては何をするべきかということを考えたいと思います。
勉強する子どもの親がするべき3つのこと
勉強する姿勢を見せる
おそらく、親として最もしなければならないことは、「学ぶ楽しさを知ってもらう」ということではないでしょうか。
子供が親との記憶の中で、最も楽しいと思っていることって、ゲームをしたり、旅行に行ったりのなかで、泣いたり、笑ったり、一緒に何かをした経験だと思います。
「この買ってもらったゲームの内容がめちゃくちゃ面白くて、それが親との楽しい思い出です。」なんて子供はおそらくいないと思います。
ゲームも一緒になって、全力で楽しんで楽しんでくれたことが良い思い出になっているはずです。
何が楽しかったか、何に喜びを感じるかは、子供によってさまざまです。
それを見極めて、最も楽しいと思える支援をしてあげることがベストですが、どのようなお子さんにも共通して効果のあることがあります。
それは「親が一生懸命勉強をしている姿を見せる」こと。
自分の仕事や資格に関係する勉強でも、お子さんの受験関係のことでもかまいません。何らかの学習が必要なテーマについて自ら学ぶことを始めることです。
よく言われるのは、「なぜ勉強をした方が良いのか?」「将来何の役に立つのか?」を徹底して理解させた方がよいということがあります。
確かに、子供の勉強だけでなく、会社で新入社員に指導する際にも、「なぜそれをするのか」ということを理解してもらい、納得感を高めることで、自分事としてとらえられるようになります。
なので、ぜひともいろいろなお話をしてあげて欲しいのですが、それだけでは不十分なんです。
なぜかというと、聞いている方も「それ本気で言ってるの?」と、相手の発言の本気度合いが伝わってしまうからです。
また親であるがゆえにいくら本気で伝えたとしても、子供にはなかなか伝わらないもので、「親の心子知らず」とはよく言ったものです。
そこで、勉強をやることの意義や目的なんかと併せて、「両親が頑張っている姿を見せる」ことで、子供にも親が本気で思っているということが本当の意味で伝わるのです。
まず、親の頑張っている姿を見せるということから始めてみてはいかがでしょうか。
勉強する環境を整える
幼い頃から勉強ができた人でも、最初の学習習慣は親から付けられたという方も多い様です。
勉強は基本的には子供の自主性に任せるものですが、それは親が全く何もしないということではありません。
では、親としてはどうしてあげるべきなのでしょうか?
それは勉強をする環境を整え、生活の中に取り入れてあげることです。夕食の前の1時間を勉強時間として、その時はテレビを決して見ないなどのように、家庭生活の中に勉強を取り入れてあげるのです。
そして、できれば先ほどご紹介したように、その時間は一緒に勉強するようにします。
最近の小学校や中学校の学習科目は親世代とかなり変わっていることも多いので、それがわかっているのか、わからないのかでも、言うことの説得力が全然違ってきます。
できれば子供の学力や興味の状況をよく見て、子供ができるところより少し上の目標にストレッチしてあげるようなサポートをしてあげられれば、本人のやる気や自信にもつながります。
幼少期についた学習習慣は、今後の人生でも様々なことに活かしていける人としての基礎になります。
ぜひ、自分も全て学びなおすくらいのつもりで、根気よく付き合ってあげれれれば最高ですね。私もがんばります。
様々な「問い」を投げ掛ける
子供に「なぜ」「どうして」と日ごろから問い続けることです。そうすることで子供が自分で考える習慣を持てるようになります。
子供は、様々なものに自然と興味を持つものですが、「なぜ」「どうして」という問いかけによって、さらに様々なものに興味がわき、好きなものをより一層好きになっていきます。
実際にどのような問いを投げかければよいのかイメージもわきずらいと思いますので、「一流の育て方」で紹介されている「is to」(イズトゥ)という遊びをご紹介します。
〈幼少期の子供への質問〉
問題:夏は雨に対して、冬は?
答え:雪問題:太陽に対して地球なら、地球に対しては?
答え:月〈小学校低学年の子供への問題〉
問題:線に対して正方形なら、正方形に対しては?
答え:立方体問題:国会にとっての大統領なら、議会にとっては?
答え:首相引用:「一流の育て方~ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる」
これらの問いを一生懸命に考え、楽しみながら取り組んだ子供たちは、驚くほど想像力に富み、独創的で個性のある優秀な子に育ったそうです。
例題を考えるのが難しそうですが、答えは教えなくて良いそうなので、「空ってなんで青いんだろうね」とか「爪って固いけど何なんだろう」など、日常の中で「なぜ」「どうして」が起きるものなら何でも良いと思います。
家でも、息子が2歳の時に、子供用の図鑑を毎日読み聞かせをしていたら、ある日、文字も読めないのにすべてのものの名前が言えるようになって、とても驚いたことがありました。
そしてそのとき褒められて喜ぶ息子の顔を今でもしっかり覚えています。
お子さんが疑問が解ける楽しさを体験させ、物事を理解することに喜びを感じるようになれば、自然と自分から勉強することが楽しい!という気持ちになるはずです。
ちなみに、これ子供が疑問に思ってペンでさわったものを、アンパンマンたちが解説してくれるので、一人でも勝手に学習してくれてオススメです。
posted with カエレバ
セガトイズ 2014-10-02
まとめ
勉強する子どもの親がするべき3つのこととして、
親が勉強する姿を見せる、勉強する環境を整える、様々な問いを投げかけるの3点をご紹介しました。
どれも簡単なことではないのですが、共通することは、ただ、勉強しろということだけではなく、親もの本気になって向き合う。ということです。
ご参考になれば幸いです。
今回のこの記事は、「一流の育て方~ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる」を参考にしました。
実際に受験やビジネスの分野で成功している方からの生の声を多く取り上げています。
ご興味がありましたらぜひ手に取ってみてください。
一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる
posted with ヨメレバ
ミセス・パンプキン,ムーギー・キム ダイヤモンド社 2016-02-19