自分を見失ってないない?仕事のキャリアを積むことは自分で自分をつくること

こんにちは

なんかブログも忙しい合間にやっているので、ろくなものにはなっていないですが、仕事についての話でもしようかと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

価値観が他の人にある人って多いんです

職業柄、いろんな人に会って仕事観についてお話を聞くことも多くあります。

最近思うのは、何のために仕事をしているのか?という問に対して、「人のために」って答える人が本当に多いです。

それはものすごいすばらしいことだし、ぜひ今後も続けてもらいたいんですけど、

「大丈夫?自分は見失ってない?」

って思ってしまうことも多いんです。

なぜかと言うと、比較的仕事経験が少ない人に多いんです。こういうの。

もちろん、若くても頑張ってる人、輝いている人もたくさんいるし、仕事経験が少ないことは何も悪くありません。

けどその「人のため」は、「周りの人に認められるため」になってない?ってことが気になって確認するようにしてるんです。

冷ややかな意見としてでなく、もっと自分を大切にしてほしいなって意味でです。

アブラハム・マズローはご存知ですか?

有名なので知ってる方も多いと思いますが、マズローの欲求五段階説というのがあります。

人の欲求は、下から、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求(所属欲求)、尊厳欲求(承認欲求)、自己実現欲求と段階があり、下の段階の欲求が満たされると、次の段階の欲求が出てくるというものです。

これが本当かは諸説あって、確かに今にも餓えて死にそうなのに、仲良しのグループから仲間外れにされないかなんて考えらません。

でも、ものすごい腹減ったって、勤めてる会社辞めたいなんて思わないし、自分の夢は捨てません。

なので、欲求には、そのときの優先順位があって、段階もコロコロ入れ替わるんじゃないかなって思ってます。

そしてもうひとつ言えることがあって、欲求は決して無くならないということ。

下の階層の欲求を感じているときに、上の階層の欲求が、無いんじゃなくて、意識ができていないだけ。

たとえ、人生で全てを手に入れても、友達や普通の生活をしたいと思うことだってあるでしょう。

孫さんやビル・ゲイツさんは、死んでもやりたいことはなくならないでしょう。

欲求はなくならず、その時の状況で優先順位が高いものが優先されているだけなんです。

ところで、先程のマズローの欲求五段階説、一番上は、なんだったでしょうか?

そうです、自己実現欲求です。

マズローって、簡単にいうと、自分の体が満たされて、安全が確保されると人は組織に所属したくなって、組織に入ると認めて欲しい。そして、認めてもらえれば、さらに自分のやりたいことがやりたくなるっていう考え方です。

さらに、所属する組織で認めてもらえなければ(下の欲求)、自分のやりたいことがしたい(上の欲求)という欲求は現れないって考え方です。

これものすごい怖いことだと思いませんか?

先ほど言ったように、人の欲求はなくなりません。

組織に帰属していなくても、組織で認められなくても、自分のやりたいことはなくなりません。

無くす必要がありません。

ただ、マズローが考えたように、低次の欲求が満たされない状況だと、高次の欲求を見失ってしまうことがあるんです。

自分を見失わないために

自分を見失わないためには、自分のやりたいこと(自己実現欲求)を一度、明確にしておくことが大切なんです。

承認欲求が満たされなくても自己実現欲求は無くなることはありません。

ただ、見失うんです。

嫌なこと、不本意なこと、人生にはいろんなことがあって一時的にそのことに意識がいかなくなってしまいます。

話を先ほどの、「人の役に立ちたい」ということに戻します。

私が心配と言ったのは、尊厳欲求、承認欲求のために、自己実現欲求が見えなくなっている様に見える人たちです。

その「人の役に立ちたい」が自己実現を超えて、広く社会のため、多くの人の役に立ちたいのであれば良いんです。

ただ話を聞いていると、ほとんどが周りを気にして自分のことが見えなくなっている状況のように思えてなりません。

だから、これだけはっきりさせといてって伝えます。

自分は何が好きで、自分には何ができて、何を実現したいのか。

こんな自分の軸となるものを明確にしておかないと、いろんなことに流されてしまいます。

最近は企業内でも、社員のキャリアを考えようとする動きがずいぶん出てきています。

キャリア~なんて名前の研修随分増えましたよね。

それでも企業でのキャリア形成は、完全に自由なわけではなく、会社の意向や事業の方向性にそっている必要があります。

だって会社で活躍してもらうために投資しているんですから。

だから、どんな状況でも、自分の核となる大切にしたいものがないと、描くキャリアが会社の業績評価の目標と同じになってしまいます。

なんとなく会社で今の延長線上でやっていく感じ。なんかそれはさみしい気がします。

自己実現のために会社を利用したり、人に良くするのだっていいんじゃないかと思います。

ここが、自分の居場所だと思って一生懸命働いたって、ある意味仕事と割りきって働いてもどっちでもいいと思います。

良くないのは、悩んだり、考えすぎたりで前に進めないことです。

会社員である前に自分の人生なんですから。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク
レクタングル(大)