こんにちは。
本日は、以前、完全に仕事の意欲を失ったときのお話です。
扱っている商品は好きだったし、他に自分にできる仕事はないと思っていました。
それでも行動が出来ない。動けない。情けない話ですが、それが1年くらい続いていました。当時はなんとかしなければと必死に考え、もがいていました。
なんとか気持ちを切り替えて、一時的に意欲が高まっても、それが続かない。
そんなとき自分の心の奥深くにあったもの。
それは、”あきらめ”でした。
小手先のテクニックで、無理にモチベーションを上げ、行動をして自分を追い込んでも、続けることはできません。
全ては「自分で自分を信じることができなかった」のです。
私は、幼い頃から、気移りが激しく一つのことが長く続きません。
・大学に一つ受かったら、本命の受験前に勉強をやめてしまった。
・少し難しい試験は、今から勉強しても間に合わないと考えて勉強をやめてしまう。
・仕事で、毎年継続的に成果を出すことができない。
悲しいけど、今までの自分の人生を振り返えると、上手く行かなかったことには、だいたいこの“あきらめ”がつきまといます。
どうしてなのでしょうか?
人間は現状維持が楽だから、変わりたくないものです。それが良くない習慣でも今の自分を維持すため必死に守りたいものです。
ついつい良くないことをしてしまうことにも、その人ひとが得ているメリットがあります。これをニーズと言ったりもします。
例えば、幼い頃は、誰しもヒーローに憧れます。自分もいつかあんな風になりたい、もしかして自分にもでるかも?と夢をみます。
でも、現実でのヒーローの様な人って、いっぱい仕事をしていたり、重い責任を担っていたり、人付き合いが大変だったり、楽そうに見えて、実はすごく大きくて、重いものを抱えていたりします。
あこがれている時は、そいう現実って見えてないことが多いいのです。
そんな大変な状況にならないように、心は今の自分でいることを必死に守ろうとします。むしろ、守ってくれているんです。
そんなダメだった自分を思い出し、自分でも何かすこしならできるかもしれないと思わせてくれた本がこちら。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
posted with ヨメレバ
アンジェラ・ダックワース ダイヤモンド社 2016-09-09
もし現在、以前の私のような気持ちの方がいたら、よかったら読んでください。
粘り強く努力することの重要性を繰り返し説いているので、正直、私のような人には辛いですよ(笑)
でも少しでもよいので、できることから少しずつ変えていく。そんなヒントを見つけてください。
本書でヒントになったこと
・「才能」よりも「やり抜く力」が重要であり、自分にもできると思わせてくれた
・「やり抜く力」を測定するテスト等、やり抜く力が具体的に示されていわかりやすい
・子どもやまわりの人間のグリットを伸ばす効果的な方法についても書かれており、育児へのヒントになる
・豊富な実験データや論文などのためになる内容が満載なので、読み応えがあり、様々な場面で活用が可能
ぜひ、ご興味があれば一読ください。
今日、今の自分でも絶対にできる一歩は何ですか?