1 はじめに
こんにちは、本日は、日常業の中で、部下やメンバーのリーダーシップを育むにはというお話をしたいと思います。リーダーシップと聞くと、「会社のリーダーや管理職にこそ求められるもの」とお考えの方も多いかもしれません。でも、実は日常業務の中でも部下のリーダーシップを育てるチャンスはとても多くあります。そして、部下が自律的、主体的にリーダーシップを発揮できれば、リーダーやマネージャーの仕事は楽になり、もっと多くのことに取り組むことができるようになります。例えば、小さなプロジェクトのリードを任せたり、意思決定の場に参加させたりすることで、部下の自信を引き出し、成長を促すことができるので

本記事では、日常業務を通じて部下のリーダーシップをどう育てていくか、その具体的な方法やポイントを考えてみます。
2 管理職の能力と行動への良い影響:研究からわかること
2-1 仕事が楽になり、人に任せられるようになる
部下が自分で考えて動けるようになると、上司はたくさんの仕事を部下に任せられるようになります 。これは、上司がいつも忙しくしている状態から解放され、もっと大切な計画を立てたり、新しいアイデアを生み出したりする時間が増えるということです 。ある調査では、部下が成長していると感じる上司ほど、すぐに部下に良い点や改善点を伝えていることがわかりました 。これは、部下の成長を助けることで、上司も仕事をスムーズに進められるようになる良い例です。
2-2 チームの成績が上がり、効率が良くなる
リーダーシップを発揮できる部下が多いチームは、みんなで協力して目標を達成しようとします 。その結果、チーム全体の仕事の成果が上がり、問題が起きてもみんなで解決できるようになります 。また、チームの雰囲気も良くなり、みんなが楽しく仕事に取り組めるようになります。会社によっては、上司向けの研修で部下を育てる方法を学ぶことで、チームの成績が上がると考えています 。一人ひとりがリーダーシップを持つことで、チームワークが良くなり、良い結果につながるのです 。
2-3 上司がもっと大事な仕事に集中できる
部下が自分で考えて仕事を進められるようになると、上司は毎日細かい作業に追われることがなくなります 。そして、もっと先のことを考えたり、会社全体の目標を達成するために大切なことに時間を使えるようになります。ある会社の調査では、社員一人ひとりが状況に合わせてリーダーシップを発揮できる会社は、強い会社になれると言われています 。これは、上司が目の前の仕事だけでなく、会社の未来を考えることができるようになるということです。
2-4 上司が教えたり、相談に乗ったりするのが上手になる 部
下のリーダーシップを育てるためには、上司がコーチングやメンタリングという、教えたり相談に乗ったりする方法を使う必要があります 。部下が成長するようにアドバイスしたり、教えたり、応援したりすることで、上司自身のこれらのスキルも上がります 。ある調査によると、部下の成長を感じている上司は、部下に意見を言うときに、いつ、何を、どう伝えるかを考えていることが多いそうです 。これは、部下を育てることで、上司もコミュニケーション能力を高めているということです。
2-5 上司が自信を持って仕事を楽しめるようになる
自分で考えて成果を出すチームを持つ上司は、自分のリーダーシップに自信を持つことができ、仕事に満足する可能性が高くなります。部下が責任感を持ってリーダーシップを発揮することは、上司の部下を育てる力があることの証明になります。部下が「すごく成長している」と感じる上司は、良い意見をたくさんもらっていて、悪い意見は少ないという調査結果 は、部下の成長が上司の気持ちにも良い影響を与えるかもしれないことを示しています。
3 リーダーシップ開発の重要性

リーダーシップが強化されると、組織全体の成長につながります。リーダーシップを発揮できる人が増えることで、チーム全体の意思決定が迅速になり、問題発生時にもより柔軟な対応が可能になります。例えば、プロジェクトにおいても責任を持つ人が増えるため、タスクの進行がスムーズになり、メンバー間の連携も強化されます。その結果、トラブルが発生しても、みんなで協力して早急に解決できるようになります。また、部下自身もリーダーシップを発揮することで、自信を持ち、主体的に取り組む姿勢が生まれるのです。こうして、リーダーが育つことでチーム全体の士気が向上し、職場の雰囲気が良くなります。さらに、各メンバーが問題解決能力や決断力を身につけることで、チーム全体がより堅実で信頼性の高いパフォーマンスを発揮するようになるのです。
そのような組織の文化を創ることも重要です。組織文化の醸成についてはこちらも参考にしてください。
3-1 企業におけるリーダーシップの価値
リーダーシップは、ただ指示を出すだけではありません。部下の意見を尊重し、彼らが目標を達成するための環境を作ることも重要です。そのため、日常の中で部下にリーダーシップを発揮させる場面を作ることで、自然にその力を伸ばせます。
3-2 部下の主体性を引き出す
日常の業務では、部下に小さなリーダーシップの役割を与えることで、自分の力を試す機会を作ります。たとえば、会議で進行役を任せる、プロジェクトの計画を考えさせるといったアプローチです。これにより部下が「自分もチームに貢献できる」と実感し、自信を持つようになります。
3-3 継続的なサポートとフィードバック
リーダーシップ開発には、上司の支援が欠かせません。任せるだけではなく、その後のフォローや具体的なフィードバックを行うことで、部下は自分の進歩を実感できます。また、失敗した場合もポジティブなサポートをすることで、学びにつなげられます。
4 具体的なリーダーシップ育成方法
部下のリーダーシップを日常的に育てるための具体的な方法をいくつか紹介します。
4-1 ロールモデルを示す
上司自身がリーダーシップを発揮することで、部下はその行動を手本にします。問題解決の仕方、チームメンバーへの声のかけ方、決断力など、日常的に見せる行動が、部下にとって良い学びとなります。
4-2 チャレンジを与える
現状より少し高い目標を設定して、部下に取り組ませるのも効果的です。目標を達成する過程で、自分なりに考え、リーダーシップを発揮する機会が増えます。その際、段階的に難易度を上げることで、成長を感じさせることができます。
4-3 コミュニケーションを密にする
部下のリーダーシップを引き出すためには、普段からコミュニケーションを密にすることが重要です。定期的な面談や日常的な声掛けを通じて、部下が自信を持てるような環境を整えることが、リーダーシップ開発の鍵となります。
5 私の体験談
以前、私がリーダーを務めていたチームで、若手メンバーに小規模なプロジェクトを任せたことがありました。仕事が雑でいろいろと問題ありのメンバーだったのですが、役割をもって、主体的に他のメンバーの意見を聞きながら進めていくうちに、自然とチームを引っ張る姿勢が見られるようになりました。
その後、プロジェクトを無事に完了させたそのメンバーは、別のプロジェクトでも積極的に意見を出すようになり、チーム全体の雰囲気も向上しました。この経験を通じて、日常の中で少しずつリーダーシップを育てていく大切さを実感しました。まさに役割が人を創るですね。
6 Q&A
Q1:すぐに効果は出ますか?
A:リーダーシップ開発は時間がかかる場合があります。継続的なサポートが鍵です。
Q2:全員がリーダーシップを持つ必要がありますか?
A:全員が強いリーダーシップを発揮する必要はありませんが、少しでもリーダーシップの素養があれば、チーム全体が柔軟に対応できるようになります。
Q3:失敗した場合はどうすれば?
A:失敗を学びの機会と捉え、次に生かすサポートを行いましょう。
7 まとめ
部下のリーダーシップを日常の中で育てることは、チームや会社の未来を切り開く重要な取り組みです。ちょっとした役割や挑戦を与え、コミュニケーションを通じて継続的にサポートすることで、彼らの成長を促せます。
参考図書として『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』(著者:松下幸之助)をご紹介します。この本では、松下幸之助氏の経験をもとにしたリーダーシップについて、本質を見抜く力や志などの基本姿勢や考え方などがわかりやすく説明されています。ぜひ参考にして、部下の成長をサポートするヒントを得てみてください。それでは。
コメントを投稿するにはログインしてください。