子供の自主性を育んで、一流の子供に育てる方法~一流の育て方~

こんにちは。

本日は、ムーギー・キム氏、ミセス・パンプキン氏の共著、「一流の育て方~ビジネスでも、勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる」をご紹介します。

本書は、世界のエリートたちと接してきたキム氏が、一流のビジネスパーソンと、単に勉強ができるだけの二流エリートの差は、どこからくるのか?という問題意識について、幼少期の教育環境や家庭教育の重要性を説いている本です。

本書の優れている点は、学生時代に突出したリーダーシップを発揮して様々なグローバル企業に進んだ学生200名から、両親の家庭教育を振り返って感謝している点、直してほしかっかった点について回答を得たアンケートに基づいているということです。

どのような家庭教育が、大人になってからのリーダーシップを育むかということについて、非常に示唆に富む内容になっています。

今回は、アンケートの中でも、最も重要な教育方針として回答が圧倒的に多かった、「主体性を最大限に伸ばす」の内容について、一部ご紹介します。

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子どもの主体性を伸ばす3つの視点

1章では、子どもの主体性が、どのような環境で育まれているかについて、3つの視点を紹介しています。

1 自由に決めさせる

・自由を与え、自分では探させる
・子どもに目標を設定させよう
・進路に関し、子どもの意思を尊重せよ

2 助けすぎず、サポートする

・自主性は尊重しても、アドバイスは十分与える
・選択肢を示し、最終選択は子どもに任せよ
・過保護に育てない

3 自分らしさを育む

・個性を尊重する
・「人に迷惑をかけるな 」より「役に立て」
・「小さいこと」から自信をつけさせる

子どもの主体性を育むには、親が習い事などを勝手に決めないこととのことです。ついつい親が心配のあまり何でもやってあげたり、決めてあげたりすることが、主体性を損なってしまう原因となります。

また、自分で決めたことは、頑張れるので、自分で決めるという決定権を子どもにゆだねることで、自主性は育まれるのだといいます。

ただ、子どもに任せっきりだけでは自主性は育たず、それは、責任の放棄となってしまします。両親としては、あくまで放置ではなく、放任のスタンスで、十分な情報提供など、絶妙なバランスでのサポートが必要です。

ただ、それが何より難しいんですよね。そこで、情報収集をしてあげて、いくつかの選択肢を検討させる等の必要があります。特に父親としては、人の役に立つように、など大きな方向性を示してあげるのが良いそうです。

また、個性を尊重するということは、自分が、何が好きで、何が得意で、何がしたいかを日常から問うことです。

自分の興味や強みを理解し、将来やりたいことに向かって、主体的に行動ができるようになるという考え方は、昨今企業が取り組む、自律的なキャリア形成そのものなので、多くの企業に求められる人材となることは間違いがなさそうです。

本書のデメリット

基本的には、優れた人材を育てるための方法なので、既にある問題行動や育児の悩みに対してはヒントになりずらいかもしれません。

まとめ

一流のビジネスパーソンと、単に勉強ができるだけの二流エリートの差を産む、幼少期の教育環境や家庭教育について、一部ですが、ご紹介しました。

その他にも、本書では、継続する力をつける、コミュニケーション力を付ける、勉強するようになるといった家庭教育にまつわる様々なテーマが多く取り上げられています。

現在ののお子さんの成長にあわせて、ヒントになる部分がきっと見つかると思います。

ご興味があればぜひ読んでみてください。

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